教育旅行

高知県室戸市は、ユネスコ世界ジオパークに認定されている雄大な地質・地形遺産があります。それらを土台に漁業、農業、製炭業など、この土地ならではの産業が興り、それに紐づく豊かな文化と人の暮らしが育まれています。そうした「自然と人の暮らしのつながり」を学ぶためのプログラムをパッケージ化し、各学校・学年に沿ったプログラムを提供します。

  • フィールド学習(室戸岬で室戸の大地の成り立ちについて学ぶ)
    日本新八景に選定されている室戸岬。四国の地図を見た時の右下に、逆三角形でとがっている場所が室戸岬です。実はこの場所、世界で初めて、プレートとプレートがぶつかることで大地が誕生していることが証明された場所でもあります(プレートテクトニクス)。今でも世界中の地質学者・地震学者がこの場所を訪れていて、試料採取などしながら最新の研究を行っています。地球の大きな動きの中で、室戸のみならず日本列島がいかに誕生したのかについて五感を刺激しながら楽しく学べます。
  • 地域住民から地域産業の話を聞く(室戸の自然環境に即した産業の興り)
    高知県といえば海・漁業のイメージが強いですが、実は室戸市にはおもしろい産業があります。それが製炭業。土佐備長炭の生産は、室戸市の伝統産業の1つで現在でもその生産量・出荷量は多いです。室戸市佐喜浜町の内陸部にある保能母(ほのぼ)地区にある今も現役の炭窯で、現役炭焼き職人に話を聞きます。なぜ室戸では備長炭の生産が盛んなのかは、この土地の気候や植生と深いつながりがあります。実際に炭焼き職人さんが作業している現場で色々話が聞けます。
  • ランチタイムには室戸の食文化を体験
    要望がある場合にはお弁当の手配をし、できる限り土地のものを食べてもらう機会を設けます。この日は室戸市佐喜浜町からお隣の町・東洋町の名物で昔から食べられている「こけら寿司」をメインにしたお弁当を準備しました。こけら寿司の作り方やその歴史なども含めてランチ後に解説も含みます。
  • 地域住民から地域産業の話を聞く(室戸が世界に誇る地形遺産)
    室戸市が世界に誇る「海成段丘」は、階段状の地形をして山の頂上が平らな台地になっているのがその特徴です。その台地は今から100年前に開拓され、現在は農業が営まれており、そこで生産される野菜や果物はブランドとして売り出されています。水はけの良い土壌に、太陽がさえぎられることなく降り注ぐ農地で、適度な潮風を浴びながら作られる野菜・果物は味がギュっと濃縮されていて、一度食べるとその旨味を忘れられなくなります。一方で農業は担い手不足の問題などもあり、今後どのように室戸の伝統産業の1つである農業を繋いでいくかはこの町の大きな課題でもあります。そんな農業のあれこれについて、実際に海成段丘で農業をしている若い移住者の方にお聞きしました。

室戸岬フィールド学習の一部。室戸岬の海岸にある石の種類を見て触って、石の観察をしています

炭窯見学中。どんな行程で土佐備長炭が作られるのかを、炭焼き職人さんから直々に聞きます

この日のお弁当は。使われている食材とメニューを簡単に説明したものを全員に配布しました。

海成段丘で柑橘類を作っている農家さんのハウスへ。夏の暑い日のハウス栽培の仕事の大変さもわかりました。


教育旅行のご依頼や詳細については、お問い合わせフォームを通じてご連絡ください。室戸を訪れる時期や学年、人数、学びのテーマにしたいことなどをお聞きし、複数のプログラムを組み合わせたパッケージを提案させていただきます。